青葉建設㈱(宮城県多賀城市)

 

「丈夫で高品質」を低価格で 独自の工夫が光る省エネ住宅

 

 今回訪ねた青葉建設㈱は、仙台駅から車で30分ほど、多賀城市ののどかな住宅街の中にある。一見どこにでもありそうな工務店といった雰囲気だが、昨年26棟だった注文が今年は既に契約だけで56棟も受注しているといい、不況をものともしない驚くべき伸び率を見せている。また、同社の注文住宅は、基本的に完成引渡し総額表示方式(坪数×〇万円)を取っているが、標準的なプランで38万円/坪というローコストを実現。むろん、品質には徹底的にこだわって「安くて丈夫な住宅」を実現させている。

 

技ありの高気密

 

 同社の住宅を特徴づけるのは「高断熱・高気密」。何を今さらと思われるかもしれないが、同社が謳う「高気密・高断熱」は一味違う。高断熱以上に高気密を重視し、様々な工夫を施している。

 

 壁や屋根の断熱材として使用しているのは、硬質発砲ウレタン。一般的な断熱材に比べ高価ではあるが、吹き付けるだけで施工できる上、隙間ができたり偏ったりということが起こらない。加えて気密シートには日本住環境㈱製「ダンシーツE」を使用。この2つを併用することによって、C値が0・5、Q値は1・8という値を実現している。ちなみに、宮城県の次世代省エネ基準はC値5・0、Q値2・4となっており、特にC値が低くいかに気密性が高いかがわかる。

 

 高断熱であっても気密性が低いと、冬場などは室内の湿った空気が壁の中に流れ込み、冷えて結露する。結露の発生は木部の腐敗や害虫発生、断熱材の性能低下などを引き起こしかねない。こうした問題を事前に防ぐための高気密化なのだ。

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