日本金属屋根協会 金属屋根業界の諸課題解決 「改修工事の手引き」発行へ
金属屋根に関する技術の開発向上及び普及促進、 人材育成、 調査研究等を行う日本金属屋根協会は５月27日、懇親会を開催した。この中で佐藤宏明会長が挨拶した。冒頭、年明けから国際政治の混乱が続き、日本国内にも影響が及んでいる点に言及し、「今一つさえない政治になっている」と、現状の厳しさを語った。
しかし、金属屋根業界の需要は予測通り推移しているという。「着工申請ベースの面積は徐々に前減だが、これは織り込み済みだ。重要なのは我々が抱えている諸課題の解決だ」とし、公共支援問題や単価問題の重要性を指摘した。
協会は業界の課題解決に向け、「改修工事の手引き」を来年３月までに完成させる計画を進めている。さらに、施工管理事業の強化を図ることで業界の価値向上を目指している。「この金属屋根業界の存在感や存在価値を高めて、この業界がますますサステナブルに将来も支えられていくように」との発言からも、業界の未来への意気込みが感じられる。日本金属屋根業界は、課題解決に向けた取り組みを進めつつ、持続可能な発展を目指している。
【日本住宅新聞2025年6月5日号より一部抜粋】
画像：佐藤宏明会長
