新築（建替え・住み替え）をご検討の方、新発想の家選びをご提案！　高性能住宅工法「まるごと断熱リフォーム」新発売／ＬＩＸＩＬ

㈱ＬＩＸＩＬは、新築（建替え・住み替え）や大規模 リフォームをご検討の方へ、新たな発想の提案として既存の住宅を活かした賢い選択で、リーズナブルに健康で快適、省エネな暮らしを実現する高性能住宅工法「まるごと断熱リフォーム 」を、10 月１日から全国で発売開始した。

 2050年カーボンニュートラルの達成に向けて、世界各国や日本では脱炭素化の取り組みが加速している。この実現に向けて、住宅の高性能化の推進は不可欠だが、日本の住宅の約９割は現行の省エネ基準に満たない住宅（※１）で、欧米に比べ大きく後れをとっている。その要因の一つとして、高性能住宅に住みたいけれども予算が合わずに、性能の低い住宅を選ぶ方もいるのが実情だ。

そこで、同社は、新築（建替え・住み替え）や大規模リフォームを検討している方へ、新築の高性能住宅並みの温熱環境による健康で快適、省エネな暮らしをリーズナブルに実現する高性能住宅工法「まるごと断熱リフォーム」を開発し、今までになかった新築に代わる選択肢を提案する。

既存住宅の構造部分（柱・梁・基礎）や地中の配管等、“使える部分”を活かすことでコストを削減し、生活に直結する性能の低い断熱材、古くなった外装・内装・設備などを一新することで、新築同等の豊かで快適な住宅が実現できる。

「まるごと断熱リフォーム」は国内トップレベルの断熱性能（熱伝導率0.019W/ｍ・Ｋ）を誇る硬質ウレタンフォームを使用した壁断熱、吹込み用グラスウールによる天井断熱、吹付け硬質ウレタンフォームによる床断熱によって壁・天井・床の断熱性能を高めている。また、既存の窓の断熱性能を高める内窓の設置や、玄関ドアの交換による開口部断熱を組み合わせ、家全体をまるごと断熱リフォームし既存の住宅を省エネ住宅へ生まれ変わらせる。

 さらに、「まるごと断熱リフォーム」を採用した住宅は、㈱LIXIL TEPCO スマートパートナーズ（以下LTSP社）が提供する太陽光発電サービス「建て得リフォーム」の利用が可能となる。「建て得リフォーム」は太陽光発電システムの10年間の余剰売電収入の権利をLTSP社に譲渡されることで、太陽光発電システムの製品代を実質０円で提供するサービスだ。太陽光発電システムで発電した電力は自家消費できるため、電気代の負担を大幅に下げることができ、「まるごと断熱リフォーム」を実施した住宅の省エネ効果をさらに高めることができる。

「まるごと断熱リフォーム」は、まるごと断熱リフォーム登録店が同社の設計・施工基準に従って工事を行う。また既存住宅の状況にあわせて柔軟に対応できる３種類のリフォーム（外壁重ね張り・外壁張替え・スケルトンリフォーム）の方法を用意している。既存住宅に通気層がある場合の外壁重ね張り時の課題を解決し、断熱改修を実現できる、新技術「通気抑制プレート」（特許出願中）を開発し、採用している。

この他にも、改修前の住宅の断熱性能を把握し、エンドユーザーに分かりやすく、最適な断熱改修仕様を提案する「お住まい断熱診断」も提供している。