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住空間プレゼンテーションCAD「Walk in home」に 地震時の倒壊過程をシミュレートするオプション機能を追加/DTS

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株式会社DTS(本社:東京都中央区)は、住宅メーカー、ビルダー、建材メーカーのCADオペレーターや営業担当者が活用する住空間プレゼンテーションCAD「Walk in home(ウォークインホーム)」に新たなオプション機能として、京都大学生存圏研究所の中川貴文准教授が開発した地震時の住宅倒壊過程をシミュレートする数値解析ソフトウエア「wallstat(ウォールスタット)」※1を追加し、2月26日より販売開始した。

※1 wallstat(ウォールスタット):京都大学の中川貴文准教授が(国研)建築研究所在籍時の2006年に開発したソフトウエア。パソコン上で木造住宅の数値解析モデルを作成し、振動台実験のように地震動を与え最先端の計算理論に基づいたシミュレーションを行うことで、変形の大きさ、損傷状況、倒壊の有無を視覚的に確認することができる。現在のバージョンは4.1.0で、一般的な木造住宅の解析モデルの簡易作成に特化した「studio」と、フル機能を備え単棟だけでなく多棟でのシミュレーションが可能な「origin」がある。今回連携したのはorigin。wallstatはフリーで提供され、京都大学生存圏研究所内ホームページ(http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/~nakagawa/)でダウンロードが可能。

【背  景】
近年の大規模地震による既存木造住宅の甚大な被害により、住宅の耐震性能があらためて注目されるようになっており、建築業界においては、地震に強い住宅工法の開発や耐震性能の見える化が建築CADに求められている。同社は、施主様の耐震性能に関する意識向上に寄与し、施主様と住宅提案者とのコミュニケーションをより簡便にするため、住空間プレゼンCADであるWalk in homeと木造住宅の耐震性能を視覚的に表現できるwallstatとの連携機能を開発。

オプション機能の特長  

1.Walk in homeからの直接入力により、シミュレーションまでの時間を短縮
Walk in homeとwallstatの連携により、雑壁・端部情報・水平構面などの構造情報をWalk in homeの画面から直接入力・修正することができる。Walk in homeの優れたユーザーインターフェースにより、従来のwallstat上での入力・修正時と比較し作業量・作業時間を半分以下に短縮でき、施主様への提案時に簡単に耐震性能の見える化をすることが可能となった。

2.地震に強い住宅性能を視覚的に提案することが可能に
Walk in homeとwallstatの連携により、プレゼンテーション時に外観や設計図面からでは伝わりにくい耐震性能を視覚的に分かりやすく施主様にご提案することが可能。同一間取りで異なる耐震性能の住宅や、在来工法と金物工法での住宅の損傷状況・倒壊過程を比較することで、施主様に直感的に耐震性能の重要性をご理解いただけ、安心・安全な住宅を訴求することができる。

wallstatオプションに対応するWalk in homeのバージョン】   
・Walk in home 18 プロフェッショナル版
動作環境 OS:Windows7/8/10、CPU:Intel Core iシリーズ1.0GHz以上、メモリ:4GB(推奨)以上
※すでにWalk in home 18をお使いのユーザー様はwallstatオプションのみの追加購入が可能です。

【販売開始日】2019年2月26日(火)全国販売代理店で販売。※販売代理店により一部異なる場合がある。


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