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大臣認定取得の高強度耐力壁 国産スギで12 mm厚4・7倍

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 東北合板工業組合が国土交通大臣認定を取得した高強度耐力壁が好評だ。厚さ9mmの全層国産カラマツ、全層ベイマツ構造用合板で最高倍率5・0が得られるほか、厚さ12 mmの構造用合板では倍率4・7が得られる。
 12 mm品は樹種を問わないため、「日本の代表樹種であるスギの利用が可能」(同組合)だ。国産合板の利用拡大につなげられるほか、輸入原料が入手困難な状況にも対応する特長をもつ。
 9mm品、12 mm品ともにF☆☆☆☆品となっており、幅910mmに対して長さは1820mm、2430mm、2730mm、3030mmをラインアップする。留め付けは厚さ、樹種を問わずCN65またはCNZ65のくぎで外周75 mm以下、中通り200mm以下で行う。
 大壁のみ対応。床勝ち大壁や真壁には対応していない。
 同合板は東北合板工業組合と東京合板工業組合傘下の組合員企業が提供する。日本農林規格(JAS)によって製造される。このため、盤面には釘の種類および間隔が印字されたもの、またはそれらを明記したラベルが貼られたものを使用しなければならない。
 大空間の設計や耐震等級3以上の住宅の設計が容易になる特長がある。

東京合板工業組合/東北合板工業組合
URL:https://www.ply-wood.net/


【日本住宅新聞8月5・15日合併号より一部抜粋】

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