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【視点】向かい風を追い風に 工務店の新生存戦略

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 新型コロナウイルスの感染拡大やサプライチェーンの混乱、物流の2024年問題など、近年の社会情勢の変化は住宅業界に大きな影響を与えている。国土交通省の全国計画によれば、住宅市場は従来のスクラップアンドビルドから既存住宅を活用するストックシフトへと移行しつつある。

 全国の空き家は900万戸を超えて全住宅の約1割を占め、景観の悪化や地域の荒廃につながる恐れがある。そのため、地域工務店には単なる住宅建設にとどまらず、地域の守り手としての役割が求められている。これからの新築住宅は、2世代、3世代先まで住み続けられる長寿命であることが必須条件だ。

 物価や地価の上昇を背景に、工務店を訪れる客層も変化している。中間層が減少し、比較的所得の高い層の来店が増えたことで、価格を優先する提案から質の高さを求める高付加価値提案への転換が必要になっている。

 顧客は断熱性能や耐震等級などに関する知識を深めており、大手ハウスメーカーと地域工務店の・・・

【日本住宅新聞2026年11月5日号から一部抜粋】

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