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「ユニットバスルーム」 誕生60周年

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 TOTO㈱が開発した「ユニットバスルーム」は、9月1日に誕生60周年を迎える。そこで同社は、企画展「快適な暮らしを追求するユニットバスルーム展~誕生60年の軌跡~」を11月上旬まで「TOTOミュージアム」特別展示室(福岡県北九州市)で開催している。
 同社は、1964年の東京オリンピック開催にあたり、「ホテルニューオータニ」で短期間に大量の浴室を納入するため、1963年に業界初の「ユニットバスルーム工法」を開発。同工法では「短納期」、「防水性」、「軽量化」を図った。
 その結果、工期を在来工法の10分の1に短縮。ホテルニューオータニの全客室の内の1044室を3・5カ月で組立てた。加えて、ステンレス製防水パンの採用により、従来の浴室の防水工事を不要にした。さらに、1958年に発売した浴槽「トートライトバス」で培ったFRP(繊維強化プラスチック)技術をカウンターなどにも採用し、浴室の軽量化を図っている。


【日本住宅新聞4月25日・5月5日合併号より一部抜粋】
画像:1964年9月ホテルニューオータニに納入した「ユニットバスルーム」

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