全国の「関係人口」は18歳以上の2割強

国土交通省は、令和2年国勢調査をもとに全国の関係人口について実態把握調査を実施。18歳以上の約1億275万人のうち、推計で約2263万人(22%)が特定の地域と継続的かつ多様な形で関わる「関係人口」であることがわかったとした。関係人口とは、移住や観光、帰省とは異なる形で、日常生活圏や通勤圏以外の地域と関わりを持つ人を指す。
調査では関係人口について「訪問系」(約1884万人、18%)と「非訪問系」(約379万人、4%)に分類。その上で訪問系が大半を占めるとした。訪問系の類型では、「趣味・消費型」が最も多く、次いで「参加・交流型」「直接寄与型」が続く。
訪問系の関係人口の年間訪問日数は、「2~7日/年」が約49%で最多。「就労型(現地就労)」や「就労型(テレワーク)」では「8日以上/年」が約半数を占め、他の類型より訪問頻度が高い。地域との関わりを深めるための課題としては、「仕事やプライベートでの時間的な・・・
【日本住宅新聞2025年7月5日号より一部抜粋】