熱中症に最大限注意を!

総務省消防庁が発表した6月16~22日の熱中症による救急搬送人員は速報値で8603人。昨年同期が1789人(確定値)だったことと比べると大幅な増加といえる。
特に今年6月からは労働安全衛生規則の改正を受け、職場での熱中症対策が義務化された。事業者は熱中症を防止するための体制整備、発生時の対応手順作成、関係者への周知などが求められる。さらに適切な対策を怠った場合は、6カ月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科される可能性があるので十分対策を行ってほしい。
今後8月に向けさらに暑い季節が続く。台風や雨の影響から、スケジュールに乱れが生じやすい時期で、晴れている間に少しでも作業を進めたい気持ちもわかるが、くれぐれも職人の安全第一で取り組んでほしい。
【環境省 熱中症予防情報サイト】
環境省熱中症予防情報サイト
【日本住宅新聞2025年7月5日号より一部抜粋】