中国木材が描く「循環経済」 中国木材株式会社 堀川保彦社長 インタビュー
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「伐ったら植える」。昔は当たり前だった林業のサイクルを、もう一度取り戻そうとしている企業がある。全国有数の製材メーカー、中国木材㈱だ。堀川保彦社長に、「循環経済」の裏側を聞いた。
木材価格の乱高下
その裏で何が起きているのか
――コロナ禍以降、木材価格の乱高下が続いておりますが、御社ではどのような対策を講じられていますか?
堀川社長:日本の木材自給率は令和5年の実績で42.9%ですが、木材価格は世界情勢や為替の影響を強く受けます。そこで、当社では、軸組住宅に欠かせないと考える強度に優れる「米松」と「国産材」を、安定的に供給できる体制を整えてきました。
まずは製材拠点を複数地域に配置し、原木の調達先を分散することで、リスクを最小限にしています。あわせて、安定供給には原木在庫と製品在庫を潤沢に持っておくことも重要だと考えています。
木材の供給は天候によって左右されるため、豪雨が発生すれば原木が出材できなくな・・・
【日本住宅新聞2025年11月5日号より一部抜粋】






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