1. TOP
  2. 行政
  3. 昨年の木材輸出額、前年比107%

昨年の木材輸出額、前年比107%

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 農林水産省は2月17日、林産物に関するマンスリーレポート「モクレポ」2月号を発行。この中で2024年の木材における輸出、輸入実績について言及している。
 2024年の木材輸出額は、538億円となり、前年比では107%、額では33億円増加した。輸出先は、1位が中国、2位がフィリピン、3位が米国の順だ。品目別輸出額の前年比は、丸太が122%(282億円)、製材が114%(74億円)と増加。合板等は、国内の合板価格の下落傾向が続いた影響により、合板輸出価格が下落したことで、同72%(74億円)と前年を下回った。
 このうち、丸太は中国、韓国向けが増加しており、製材は米国、中国向けが大きく増加。合板はフィリピンを始め、多くの国で減少した。
 品目別輸出量は、丸太が同114%(181・9万㎥)、製材は同112%(15・3万㎥)と増加。合板等は同99%(11・6万㎥)と、前年と同程度となった。
 2024年の木材輸入額(HS44類=木材及びその製品並びに木炭)は、同104%の1兆4567億円。木材輸入額第1位はベトナム、第2位はEU、第3位は中国だった。品目別の輸入量を見ると、丸太が同88%と減少する一方、製材が前年比119%、合板が同107%と増加。集成材は同118%、木質ペレットが同110%となっている。

【日本住宅新聞2025年2月25日号より一部抜粋】

関連キーワード

関連記事