国土交通省 水嶋智事務次官インタビュー

国土交通省建設専門紙記者会で水嶋智国土交通省事務次官の就任インタビューを実施した。人事から2カ月を経た今、就任の抱負や住宅関連の施策、さらには地域作りに関する見解を訊く。
――就任から2カ月を経た今の思いと、今後の抱負は。
水嶋事務次官:今までは国土交通審議官として従事してきたが、事務次官の立場に立てば見据えるべき範囲が飛躍的に大きくなる。そういった意味では、あっという間の2カ月だったと感じている。省全体を俯瞰する仕事としては、これまでも官邸の内閣参事官や官房総務課長、あるいは官房長に従事するなど何回か経験があったため違和感はない。しかし、事務次官に就任したという重責が感じられる次第だ。
また、今回は建設専門紙記者会のインタビューということだが、私は若い頃から成田空港の並行滑走路や新幹線の建設、リニア中央新幹線の問題など公共事業系のインフラ整備に直接関わる経験が多かった。特に(独)鉄道建設・運輸・・・
【日本住宅新聞2025年9月15日号より一部抜粋】