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手道具の大工技能 振隅や四方転びで競う

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 (一社)新潟県建築組合連合会は3月16日、新潟県燕市内で第52回技能競技大会を開催した。これは木造建築大工における技術・技能の向上を目的として毎年開催しているもの。従来は同連合会の会員が出場していたが、昨年から県立訓練校の生徒も出場するなど、間口が拡がった。
 技能競技大会は課題物の制作を製図から墨付け、刻みまで行ない、その品質を競うもの。競技種目は「振隅木の部」、と「脚立の部」に分かれる。「振隅木の部」では木造屋根における角の部分にあたる「振隅」を制作する技量が試される。
 「脚立の部」では文字通り木の脚立を制作するが、これは「四方転び」の形状が制作できるかどうかを試すものだ。「四方転び」は鐘つき堂(鐘楼)などに採用されている形状だ。柱の四隅が中心に向かって傾斜している。


【日本住宅新聞3月25日号より一部抜粋】

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