「浴槽レス」に関するバリアフリー基準等、今年度に発表予定

㈱LIXIL(東京都品川区)は、「要介護者の入浴に関するアンケート調査」を実施し、その結果を発表。調査対象は家族に要介護者を抱える20~70代の男女314人、調査期間が3月21日~4月30日となっている。
自宅での要介護者の入浴について負担に感じていることを質問。「浴室内のスペースが限られていて、介助者が無理な姿勢になり辛い」という回答が最も多く(43・3%)、続いて「入浴者の身体が十分に温まらず寒がる/十分に温まるまでに時間がかかる」(41・1%)、「浴槽への出入り動作や立ち上がり動作の介助が大変」(40・8%)が挙げられ、いずれの回答も4割を超える結果だった。また、「特にない」という回答は12・4%に留まり、9割弱の人が要介護者の入浴について何らかの負担を感じていることが明らかとなった。
入浴中に溺れる高齢者の事故が増えていることを受け、国土交通省国土技術政策総合研究所は、浴槽のない浴室「浴槽レス」に関す・・・
【日本住宅新聞2025年8月5・15日合併号より一部抜粋】