「FPの家」DESIGN AWARD 2024 投票最多は長野県茅野市の㈲森建築

住宅用断熱材の製造・販売を行う㈱FPコーポレーション(札幌市)が運営するボランタリーチェーン「FPの家」グループは、「『FPの家』DESIGN AWARD2024」を開催した。このほど受賞作品が決定した。
最も多くの投票数を獲得したのは㈲森建築(長野県茅野市)が手がけた戸建て住宅。物件名を「蓼科(たてしな)」という。同社はコンセプトについて「犬たちと家族の物語が紡がれる住まいは、毎日をのびのびと過ごすことができる空間に。ご友人やそのご家族が遊びに来られることも多く、合宿のように楽しい時間を過ごせる大きな住まい」としている。
外装に工業製品を使わず、周辺のロケーションにフィットさせる狙いから板張りとした。インテリアは木材以外を無彩色で統一することで、家の中に光と影を演出したという。
投票者からは「外観を思う存分楽しめる大きな窓がとても魅力的」との意見や、キッチン空間の間取りに関して「自分は料理を担当することがほとんどで(中略)この間取りだとコミュニケーションを取りつつ料理やドリンクづくりを進めることができるのもとても嬉しい」との感想が集まった。
【日本住宅新聞2025年2月25日号より一部抜粋】