新制度や変更に留意を 子育てグリーン

子育てグリーン住宅支援事業について様々な制度の発表・変更が行われている。4月22日には新築を対象とした補助金の予算上限額の設定について発表。さらに新築住宅に係る補助金は、段階的に交付申請の受付を開始する予定とした。
具体的には5月14~31日までを第一期、6月1~30日までを第二期、7月1日から12月31日までを第三期とする。予算上限は第一、二期でそれぞれ長期優良住宅・ZEH水準住宅が300億円、GX志向型住宅が150億円。第三期は長期優良住宅・ZEH水準住宅が1000億円、GX志向型住宅が200億円だ。
なお、第一期・第二期において、交付申請の合計額が各期の予算上限額に達した場合、一度受付を停止。それぞれ次の期から受付を再開する。また、交付申請の合計額が、各期の予算上限額に達しなかった場合、残予算は翌期へ持ち越す。
この他、5月2日に新築住宅の申請手続きに係る要件が変更された。具体的には新築における交付申請の提出は、「一定以上の出来高の工事完了以降」から「基礎工事完了以降」となる。建築士が交付申請時に提出が求められる書類は「(様式9)工事出来高確認書」から「(様式10)基礎工事完了確認書」に変更。加えて一定以上の出来高の工事完了の報告は、「交付申請時」から「2026年1月31日までに事業者がポータル上で行う」ことになった。
交付申請の予約が可能となる時期は、「建築着工後」から「確認済証、工事請負契約等交付申請の予約に必要な書類が全て揃い次第」となった。
住宅省エネ2025キャンペーン【公式】
【日本住宅新聞2025年5月15日号より一部抜粋】