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営業利益率は10%超 連結で2桁を突破

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 三和ホールディングス㈱(東京都新宿区)は14日、2023年度の決算説明会を開催した。売上、利益ともに予想・前年を上回り、過去最高を更新した。
 冒頭、髙山靖司代表取締役社長は2024年度が中期経営計画の最終年度にあたると説明し、足元では「最後をしめくくる段階がスタートしている」と話した。
 売上高は6111億円、営業利益は653・6億円、営業利益率は10・7%となり、売上各利益ともに過去最高を更新。髙山社長は営業利益率10%超えについて「我々が長らくターゲットにしてきた数字をようやく超えることができた」と語る。
 配当増、23年下期に続く自社株取得などにも触れ「総じて良い決算とすることができた」と話す。
 売上高については22年度実績から229億円増収しているが、うち225億円は為替要因となる。これを除くと売上は減っている状況だ。 日本、アジアでは増収となったものの、欧米で販売数量が減少した影響が大きいという。
 営業利益も26・2億円が為替要因となる。米は市場環境が悪化したことにより販売数量が減少。販売価格は年間を通じて下落しているが、コストダウンを行い、非常に大きく利益に貢献したという。
 日本と欧州ではコスト転嫁が進み、販売価格が上昇。世界的なインフレによりコストアップとなったが、米でのコストダウンが利益に貢献している。


【日本住宅新聞5月25日号より一部抜粋】

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