1. TOP
  2. 企業・団体
  3. 大建工業×多摩産材 商業建築の設計事務所など来場

大建工業×多摩産材 商業建築の設計事務所など来場

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本各地と東京都が連携した木材製品展示商談会「WOODコレクション(モクコレ)2024Plus」が2024年12月19~20日に東京ビッグサイトで開催された。40都道府県の木材関係事業者・団体が出展するイベントで、総来場者数は5707名だった。
 開会式では冒頭、小池百合子東京都知事が挨拶。2024年夏季の暑さについて触れ「温暖化を超えて灼熱化のような暑さだった」と気候変動の深刻さについて指摘。国土強靭化や災害対応などの課題に切り込んでいくために森林が重要な立ち位置を占める旨を話した。
 森林は二酸化炭素の吸収・固定化だけではなく土砂災害の抑制、水源管理にとっても重要となる。この点を踏まえ、森林による恩恵が「国家発展の源だ」と語った。
 出展社のうち、東京都の地産材である「多摩産材」を活用した床材、壁材、ルーバーなどを展示したのが大建工業㈱(大阪市)だ。出展は今回で5回目となる。
 同社が重点市場として位置付けている公共・商業建築分野では、「国内における適切な森林管理や間伐を促進するため、国産材の積極的な活用が推進されている」という。
 実際に例年は「公共・商業建築を手がける設計事務所や自治体、事業主の方々が多数来場する」としている。
 出展品の一部としては内装制限のかかる公共・商業建築でも、天然木ならではの味わいが演出できる不燃壁材「グラビオUS」や、耐傷性を木材に持たせる独自のWPC加工を施した公共・商業施設向け床材「コミュニケーションタフⅡDW」などが挙げられ、ブースには多数が来場した。

【日本住宅新聞2025年1月15日号より一部抜粋】

関連キーワード