木材価格市況 新型肺炎の影響、木材業界にも/東京木材問屋協同組合・木材価格市況調査委員会2月例会
東京木材問屋協同組合・木材価格市況調査委員会が、2月6日東京・新木場の木材会館で開催された。例会では「中国でLVLや合板の生産が止まっている。また日本のプレカット工場が中国で行っている、CAD入力の作業も遅れているとのことだ」(例会出席者)との報告があり、中国で流行する新型肺炎の影響が木材業界にも及んでいることがわかった。
国産材製品は構造材を中心に供給が順調で、価格は弱含んでいる。平角、ディメンションランバーは荷動きが鈍く、価格は横ばいだ。今月は値上げ品目がなく、輸入合板が値下げ評定とされた。冬場で市場での木材製品の荷動きは一層弱まっており、1月はプレカット工場の受注も減少した。
【日本住宅新聞2020年2月25日号から一部抜粋】