マレーシア合板工場でクラスター発生 品不足加速か 東京合板卸売実勢価格

国内針葉樹合板の逼迫感が日増しに強くなる中、国内合板メーカーの工場ではフル稼働が続いている。しかしヒノキやカラ松などの原木確保が難しくなっていることや、規制による残業時間の減少などが要因となり、生産量は増えていない。納期についても一旦確定しかけたスケジュールが再遅延を起こすなど先の読みづらい状況が続いている。これにより現場はさらに混乱しており、特に厚物やサネ付き合板で深刻な状況だ。その混乱を現すように一般流通の仮需も増えており、悪循環に陥っている。
【日本住宅新聞2021年9月25日号から一部抜粋】