国交省 担い手確保議論 とりまとめ案公表

国土交通省は住宅建設技能者の確保について、学識経験者や関係団体等からなる「住宅分野における建設技能者の持続的確保懇談会」を令和7年2月に設置し、計5回にわたって議論してきた。9月5日、そのとりまとめ案が公表された。なお、本懇談会における住宅建設技能者(以下、技能者)は木造住宅の木工事にかかる現場作業を行う者を主に想定している。
現状、技能者を取り巻く課題としては他産業に比べて不安定で不十分な就労環境、技能継承の困難さと指導者不足、女性や外国人材が働きにくい職場環境、若年層や教育現場からの職業理解の乏しさ、そして中小工務店による雇用・教育体制の整備の難しさが挙げられる。
そこで、今後の検討では業界の将来に向けて、魅力ある職場づくり、人材育成体制の整備、担い手の多様化、そして経営・技術の強化を通じて業界の変革を目指す。
とりまとめ案では一つの視点として社員大工化の促進などを挙げている。リスクとしては・・・
【日本住宅新聞2025年10月5日号より一部抜粋】