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CLTの挑戦 木材産業の未来を切り拓く

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 木構造振興㈱と(公財)日本住宅・木材技術センターは3月4、5日、「CLTを活用した建築物等実証事業成果報告会」を開催した。これは令和5年度林野庁補助事業の一環として実施した報告会。2日間で計22のCLT活用による建築物等実証事業についての発表が行われた。また、2日目となる5日には7名の学識経験者らによるパネルディスカッションを実施。今後のCLT利用のあるべき姿について多くの意見が寄せられた。 
 改めてCLTはCross Laminated Timber(JASでは直交集成板)の略称で、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料だ。欧米を中心にマンションや商業施設などの壁や床として普及しており、我が国においても国産材CLTを活用した中高層建築物等の木造化による新たな木材需要の創出が期待されている。
 報告会では熊本市の大谷一翔建築設計事務所の大谷一翔代表が「小規模建築物で規格製造寸法のCLTを活用したコスト削減と施工工程簡略化の実証」について発表。小さな建物でもCLTを上手に使う方法について解説を行った。


【日本住宅新聞4月5日号より一部抜粋】

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