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追い風が受けられるような住まいを JBN、安成新会長が就任

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 (一社)JBN・全国工務店協会(以下JBN)は6月28日、第17期JBN代議員総会を開催した。当日は大野年司会長が退任し、相談役に就任。新たに同団体副会長で(株)安成工務店(山口県下関市)の安成信次社長が3代目の新会長に就任した。
 JBNは地域工務店の支援サポートを行うため設立された団体。全国の地域工務店とその関連業界の持続的発展に尽くすほか、地域の住生活環境の向上を通し、社会に貢献することを理念に掲げており、現在約3000社の地域工務店と関連事業者が会員となっている。
 代議員総会後の懇親会では安成新会長が挨拶。「JBNがスタートした2008年は持家が35万戸ぐらいあったが、今は20万戸台になっており、3~4割減っている。だが、その中でも工務店のシェアは思ったほど落ちておらず、地域で頑張っていると思う」と発言した。
 さらに「一軒の住宅を作るために 20ぐらい工事があり、様々な職人さんがかかわる。職人不足や人材不足はあるが、我々が弱ってしまうと、もっとマイナス方向に影響する。したがって、一生懸命頑張っていかなくてはいけない」と会場全体を鼓舞した。
 また、「SDGsや地域経済の循環などを考えた場合、地域の工務店の役割は結構あると思う。特にこれからエンボディドカーボンやLCCM住宅が議論されるにあたり、地域の工務店が作る住まいの方がCO2の排出量が少ないのではないか」と、明るい側面を指摘する。
 その上で、最後に「私たちに追い風が来る可能性は十分にある。そのためには、我々はもっともっと頑張って、追い風が吹いた時にそれを受けられる性能の住まいを作っていかなければいけない。こうしたことも含めて、JBNがその役割を果たしていきたい」と抱負を述べた。

【日本住宅新聞7月15日号より一部抜粋】

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