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タカラスタンダード 新築市場好調で利益大幅増 浴室拡販と福岡工場へ400億円投資

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 タカラスタンダード㈱(大阪市)は2025年3月期連結決算を発表した。売上高が過去最高を更新し、利益も大幅な増益を達成。特に新築住宅向けの販売が堅調に推移し、戸建て住宅市場においても売上を伸ばしたことが業績を牽引した。今後の住宅市場を見据え、リフォーム市場への拡販や浴室のシェア拡大を目指すとともに、生産能力増強のための大型投資も計画している。

 タカラスタンダードの2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の連結業績は、売上高が前期比3・7%増の2433億8000万円となり、過去最高を達成した。利益面では、合理化・コストダウンの推進や価格改定効果等も寄与し、営業利益は同25・8%増の156億3500万円、経常利益は同25・1%増の160億500万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同16・7%増の110億9000万円と、各利益で大幅な増益を記録している。

 市場別では、新築市場全体の売上高は1594億円(前期比8・6%増)と好調に推移した。このうち、新築戸建市場向けの売上高は748億円(前期比6・3%増)と堅調であった。2025年4月の建築基準法改正前の駆け込み需要も一部寄与したという。リフォーム市場向けは、前期の価格改定に伴う駆け込み需要の反動もあり、売上高は727億4300万円(同5・3%減)となった。下期は回復基調にあるとしている。

【日本住宅新聞2025年5月15日号より一部抜粋】

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