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ロックダウンの爪痕残る 針葉樹構造用200円値上げも 東京合板卸売実勢価格

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国内針葉樹合板は活発な引き合いが続いており、品薄感がさらに強まっている。8月に入った現在、すでに納期の遅れは生じており、オーダーしても納期は確定しない状況だ。また、夏季休暇中におけるプレカット工場の操業停止を見据えて、仮需も増加傾向となっている。工事現場ではお盆前の同月第1~2週にかけて駆け込み需要がピークとなるが、既に材の納期遅延により上棟の遅れが発生している現場もある。価格に関しては、合板メーカーが再度の値上げをアナウンスしているものの、原木や接着剤の高騰などから工務店はこれを受け入れざるを得ないだろう。供給面での不安はしばらく解消しそうにないばかりか、さらなる状況悪化も視野に入れる必要がある。工務店は今後も慎重な対応が必要だ。

【日本住宅新聞2021年8月5日・15日合併号から一部抜粋】

 

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