輸入、コスト高と円安の打撃

9月分の合板統計によると、国産針葉樹合板の在庫量はついに9万㎥を下回った。各合板工場はフル稼働を続け、出荷も好調に推移している一方、受注残の消化が進まない。値上げの声だけが聞こえてくる状況ながら、納期遅延などの改善も厳しい。合板メーカーはコストの上昇にあえぐ。原木や原油価格の高騰により、輸送費、接着剤、外材原木、単板などの調達費用が上昇。さらに為替水準も円安が続いたことから、さらなるコスト高は避けられないだろう。
【日本住宅新聞2021年11月5日号から一部抜粋】