10月からリフォームも住宅紛争審査会の利用可能に

（公財）住宅リフォーム・紛争処理支援センターの統計を見ると、2020年に同財団に寄せられた既存戸建て住宅の不具合事象の相談のうち、雨漏りは17･4％でもっとも多い。雨漏りが発生すれば住まい手に多くの苦しみを与えるだけでなく、場合によっては損害の補償を巡って争いに発展する可能性もある。不幸にもこうした問題が発生した場合、工務店はどのような対応を取ることができるだろうか。今回、昨年12月に（一社）住宅瑕疵担保責任保険協会が主催したリフォーム事業者向けウェビナーに触れながら、法律面における防水トラブルの解決方法を中心に記述していきたい。

【日本住宅新聞2022年1月15日号から一部抜粋】