【インタビュー】坂本雄三 東京大学 名誉教授

25年、住宅分野では断熱等級4の義務化が始まり、業界は大きな節目を迎えた。長年、省エネ基準づくりと高断熱住宅の普及に携わってきた坂本雄三先生は、この変化をどう捉えているのか。本紙新年号の締めくくりとして、今後の工務店に求められる視点も含めて伺った。
――2025年は断熱等級4が義務化となりましたが、坂本先生からみて去年はどのような年でしたか。
坂本先生:90年代から省エネに関する基準を策定したり、付随する制度を整備したり、また高断熱住宅に取り組むビルダーをサポートするなどの活動を長年続けてきました。そんな我々にとって、省エネ基準の義務化は長年の悲願でした。義務化そのものはビルなど大規模建築物から徐々に進められてきましたが、去年の住宅に対する義務化は最後の総仕上げといえるものです。法律による義務化とは、基本的に人の死に直接影響したり、健康を害したりする場合にはスムーズに策定される傾向が強いのですが、省エネ性能は達成しないとすぐに人が亡くなるというわけではないため、義務化への道のりには厳しいものがありました。
本インタビューは2025年12月4日に実施したものです。その後、坂本雄三先生は2026年1月16日に東京都内の病院にてご逝去されました。生前のご功績に深く敬意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。
【日本住宅新聞2026年1月25日号から一部抜粋】






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