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【金物特集】構造材だけでは語れない 木造軸組住宅の品質

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 木造住宅の性能を語る際、断熱や設備といった目に見える要素が注目される一方で、構造の安定性を左右する見えない部分への関心は相対的に低くなりがちだ。

 しかし、建物の寿命や安全性を長期にわたり確保するためには、構造材同士が適切に力を伝達し合う仕組みが欠かせない。その中心的役割を担うのが、柱や梁、土台などの接合部に用いられる金物である。

 金物はしばしば地震対策の文脈で語られるが、実際には風荷重、積雪、経年変化、湿気など、住宅が日常的に受け続ける多様な外力に対して、構造の安定性を確保するための基盤技術として機能している。

 木材は環境条件によって寸法が変化しやすく、乾燥や湿気による収縮・膨張が避けられない。こうした特性を踏まえると、接合部は構造上の弱点となりやすく、長期的な耐久性を確保するためには、金物による補強が不可欠となる。

 金物は、構造材同士の結合を強化するだけでなく、力の流れを整え、設計段階で想定され・・・

【日本住宅新聞2026年1月25日号から一部抜粋】

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