「既存住宅売買かし保険」など改めて確認する

昨今、既存住宅の空き家問題がクローズアップされることが多くなった。その一方、新築住宅の価格は円安などの影響により高騰傾向にあり、中古住宅に需要の高まりを見せている。そのため、「インスペクション(既存住宅状況調査)」、「リフォームかし保険」、「既存住宅売買かし保険」などの普及が期待されている。そこで、今回改めてこの3つの確認をしたい。先ず「インスペクション(既存住宅状況調査)」は、国が告示で定めた制度で、一般的に「ホームインスペクション」と呼ばれる検査の1つ。「ホームインスペクション」は住宅に施す検査全般を指すもので、中古住宅の取引が多いアメリカやイギリスでは広く普及している。
【日本住宅新聞2023年1月5日新年号から一部抜粋】