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空気清浄機やエアコンなど4製品が「2021年度グッドデザイン賞」を受賞/ダイキン工業

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 ダイキン工業㈱の空気清浄機やエアコンの4製品が、「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した。

 

《受賞商品の概要》

①加湿ストリーマ空気清浄機『MCK70Y』(発売日:2021年10月13日)

コロナ禍における空気質への関心の高まりや生活スタイルの変化を受け、より安心で快適な空気を体験してほしいとの想いを込め、構造から見直した加湿ストリーマ空気清浄機。ファンをフィルターの下に配置することで人が感じる運転音を低減し、在宅勤務など集中が必要な環境にも応えられる静音性を実現した。またその佇まいを通してダイキンらしい空気体験を表現するべく、空気清浄機のラインアップ全体でデザイン思想の統一を目指した。

〈グッドデザイン賞評価ポイント〉

ラインアップの統一感が心地良い。外観のみをむやみに揃えるのではなく、まずは製品づくりの思想を揃えて、そこから滲み出すデザインが統一感を生んでいることが窺える。製品の仕上げの良さもそのような思想がこだわりを育んでいる。

 

②東南アジア向け空気清浄機(発売予定:2022年1月)

東南アジアのユーザーに安心で快適な空気を届けることをめざして作られた空気清浄機。生産体制から見直しを行ったことで、手ごろな価格と迅速な供給を可能にした。東南アジア諸国では都市化に伴い人口が増加する一方で、住宅の狭小化が進んでいる。本製品は小さな居住空間にフィットするサイズでありながら高い空気清浄能力を発揮することが特長だ。

〈グッドデザイン賞評価ポイント〉

空気清浄機は住宅環境によって求められる仕様が変わるが、この製品は使われる環境が的確にデザインに落とし込まれている。小さくても安心を感じられるのは、それが丁寧に行われている証拠。形状についても何かを綺麗にするものは綺麗な形であってほしいし、それが実現されている。

 

③インド向け天井カセット型エアコン(発売予定:2021年12月)

壁掛けエアコンが主流のインドにおいて新たな室内機の選択肢を提供する天井カセット型エアコン。インドでは壁にエアコンを設置しない洗練された空間が新たなニーズとなっている。その一方で、現行のカセット型エアコンは天井裏の高さに収まりきらず、施工の手戻り作業の発生や、設置外観が損なわれるといった課題があった。本製品はファンと熱交換機の配列をゼロから見直し、天井裏にすっきり収まるサイズにしたほか、万が一高さが合わない場合にも調整枠を付けるだけで簡単に美しい外観を維持できる仕様になっている。

〈グッドデザイン賞評価ポイント〉

インドにおける住宅用エアコンの施工上の課題に対して、従来製品の単に形状変更や機能向上に終わることなく、解決のために最適構造を再考し天井カセット型を提案している。外観についてもインドの英国様式を源流とする住空間の中での設備としてどうあるべきかを考え、その佇まいを意識したノイズレスで建材のような造形を実現し、現場によって異なる天井懐寸法にも対応する高さ調整枠と組み合わせた点も高く評価。

 

 ④ルームエアコン『V/VXシリーズ』(発売日:2021年3月30日)

高まる換気ニーズに対応し、部屋の快適性を維持しながら新鮮な空気を取り入れられる当社独自の換気機能付きエアコンだ。住宅に設置された24時間換気システムは常時適切な換気量を確保できる反面、夏場には暑い空気、冬場には冷たい空気が入り込み、室内の快適性が低下することが課題だった。本製品は冷房や暖房をしながら外気を取り込めるため、室温への影響が抑えられ、お部屋の快適性を損なわずに換気できる。

〈グッドデザイン賞評価ポイント〉

コロナ禍で高まった換気というニーズに対して、従来からある自社技術を組み合わせて迅速に対応し、換気に必要な機能を見直すことで低価格化とコンパクト化を実現している。施工においても、冷媒管と吸気用パイプを従来規格サイズに収めるなど、施工現場での対応を容易にして、追加の工事も不要とすることでリニューアル市場の状況にも対応した製品に仕上がっている。

 

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