1. TOP
  2. 総合
  3. TOTOテクニカルセンター東京 4月15日リニューアルオープン

TOTOテクニカルセンター東京 4月15日リニューアルオープン

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 TOTO㈱は、「TOTOテクニカルセンター東京」(東京都渋谷区)を4月15日からリニューアルオープンする。
 同センターは、建築や水まわり空間の企画・デザイン・設計・施工を担当するビジネスユーザー向けに、非住宅における水まわりの最新情報の発信、提案を行う施設。1996年に開設し、現在は東京、名古屋、大阪、福岡の4拠点を有している。
 同センター東京は、「ブランドウォール」、「技術展示コーナー」、「用途別展示」の3つで構成。エントランスに設置される「ブランドウォール」では、大型タッチパネルモニターと手元のタブレットコントローラーを駆使して、用途ごとの事例検索や拡大表示しながら相互コミュニケーションを図ることができる。「技術展示コーナー」では展示物が20件から28件に増加し、商品のメカニズムを深く理解することが可能。「用途別展示」では商業施設、病院・介護施設など、一部機器は通水した状態で使用感を確認できる。
 同社はこれまで、非住宅の水まわり空間において①トレンド紹介、②空間提案、③技術訴求、④ニーズ把握――という大きな4つのステップで新しい価値を「共創」してきた。
 例えば、パブリックトイレ(非住宅トイレの同社呼称)では、1938年には戦前の名建築の1つ「第一生命館」に最高級トイレを納入した実績を持つ。また、1968年には日本初の超高層ビル「霞が関ビルディング」に配管ユニット+衛生器具+仕上げ材を組み合わせた「サニタリーユニット」を納入し、工期短縮に貢献した。
 1980年代からは清潔で機能的なパブリックトイレ空間の普及に向け、積極的な取り組みを開始した。1987年国鉄民営化に伴い、駅トイレのリニューアルが加速。2000年の大規模小売店舗立地法施行、2005年の道路公団民営化に伴い、オフィス・商業施設のトイレが進化した。
 さらに、2010年代はインバウンドの増加によりおもてなしトイレが普及。2020年代は新型コロナウイルス感染症により非接触ニーズが高まった。
 このようにTOTOはお客様との「共創」を積み重ねることにより、パブリックトイレを変化させてきた。同社は今回のリニューアルでさらに、パブリック水まわりに快適さと環境に配慮した「新しい価値」を創出していくとしている。


【日本住宅新聞4月15日号より一部抜粋】

関連キーワード