子どもが独立した両親 防音効果の部屋を約4割求める
アットホーム㈱は、購入した住宅の基本情報や購入した住宅を選んだポイントなどについての調査「住宅購入のプロセス&マインド2024」を実施し、その結果を発表した。調査対象は過去2年以内に自己居住用として住宅を購入した全国の21~49歳の男女1200人、調査期間が6月28日~7月5日となっている。
まず今回購入した住まいに求めたことを質問。【単身(一人暮らし)】では「プライベート空間で一人の時間を満喫できること」、【配偶者・パートナーと子ども】【子どもが独立し、配偶者・パートナーと2人】では「家族みんなでくつろげる場所があること」、【配偶者・パートナーと2人】【二世帯以上】では「広いキッチンで料理を楽しめること」が最多となった。【子どもが独立し、配偶者・パートナーと2人】については、「防音効果のある部屋で気兼ねなく音楽や映画・ドラマ鑑賞を楽しめること」が約4割だった。また、【二世帯以上】では「間仕切り部屋があり部屋数を調整できること」の割合も2番目に高く、自由に間取りを変えたいというニーズがあることがわかった。
次に住宅の購入価格では、最も高額なのは新築マンションで約4833万円、次いで新築一戸建てが約4289万円となった。また、新築マンション・中古マンション・新築一戸建ては購入価格が予算を上回っていた。
最後に重視した仕様・設備を質問。新築マンション・中古マンションは「宅配ボックス」、新築一戸建ては「シューズインクローゼット・大きい靴箱」、中古一戸建ては「追焚き機能付バス」がそれぞれ最多となった。「シューズインクローゼット・大きい靴箱」がどの住宅タイプでも4位までに入っており、重視する人が多かった。また、新築・中古ともに、マンションは「二重施錠」「浴室乾燥機能・浴室暖房」が5位まで、一戸建ては「トイレ2カ所」が3位にランクインした。
【日本住宅新聞11月25日号より一部抜粋】