千葉豪雨の復旧に中東情勢が牙をむく 建て直しの値上がり分は補償の対象外

令和8年8月千葉豪雨の発生によって上棟段階の現場が浸水するという出来事があった。基礎と土台木材の間に施工されている通気パッキンから水が流れ込んだ形だが、木材への被害もあるという。
こうした際に使えるのが、建築中の被災による損失をカバーする「建設工事保険」だが、現場からは「どこまで補償されるのか」という声が挙がっていた。その背景には中東情勢による建築費用の値上がりがある。
情報提供を得た浸水物件は7月着工の物件だ。注文の戸建て住宅である。使用している建材は昨年時点の単価で建築を進めた。よって、中東情勢による建材の値上げはこの物件を直撃していない。
しかし、浸水によって建て直しが発生する場合は中東情勢による値上げを反映した建材価格で建築する必要がある。つまり、請負契約時の見積金額と比べて大幅に建築価格が上昇する見込みなのである。
建て直しは、建売の場合、発生しないケースが多い。建売は工務店の所有物件であり・・・
【日本住宅新聞2026年9月5日号から一部抜粋】










