新たな建築士試験、来年から
政府は9月6日の閣議で、昨年12月14日に公布された改正建築士法の施行日を来年3月1日に決定した。併せて、施行に伴う関係政令も決定した。これにより来年の建築士試験から、実務経験が受験要件ではなくなり、大学卒業後すぐに受験することも可能になる。
今回の建築士法の一部改正では、建築士試験を受験するための要件とされている実務の経験について、「免許登録の際の要件」に変更。試験合格後、免許登録までに実務経験を積んでいればよいことになるため(実務経験のみの者が二級・木造建築士免許を受ける場合等を除く)、例えば、試験に合格した後に建築士事務所等に就職し、数年の実務経験を経て免許登録するといったことも可能になる。
【日本住宅新聞2019年9月15日号から一部抜粋】