非住宅分野の木造化の流れに、どう取り組むか
非住宅分野の木造化・木質化の動きが広がっている。林野庁がまとめている建築物全体の木造率は、この10年は4割強で横ばいが続いているが、弊紙編集部が取材を通して接している工務店・設計事務所からは、施設等の中小規模の木造の新築や、店舗などの内外装の木質化の工事が増えているという声を、良く聞くようになった。
内閣府の「森林と生活に関する世論調査」によると、9割弱が、様々な建物や製品に木材を「利用すべき」と回答。「触れた時にぬくもりが感じられる」「気持ちが落ち着く」といった声が多く、保育所や福祉施設、ホテルなどへの利用を期待する割合が高かった。
【日本住宅新聞2020年1月15日号から一部抜粋】