東京合板卸売実勢価格8月4日調査/国産合板、関東を中心に落ち着き

国産針葉樹合板は8月に入って関東を中心に相場が落ち着きを取り戻してきた。7月末までは月を追うごとに相場は下落を続けてきたが、ここにきて価格を下げても売上確保が難しい状況にあることや、メーカーの減産が本格化していることが広まって、製品価格の下落は歯止めがかかった。メーカー各社は8月に25~30%の減産を計画していて、需給調整に対する真剣な取り組み姿勢が見える。すでに市場では品薄アイテムや欠品アイテムが出始めているとの情報もあり、お盆前後はトラックの確保も難しくなることから、購買側は製品手当てに注意が必要になるだろう。
【日本住宅新聞2020年8月25日号から一部抜粋】