純木造で都市を変え 全国にランドマーク建築を
㈱AQ Group(さいたま市)は、中大規模木造建築の普及を目指す新組織「中大規模木造建築 共創〈ともつく〉ネットワーク」(以下、ともつくネット)を設立し、9月10日に記者発表会を開催した。
純木造によるオフィスビルやマンション、大型倉庫などの建築を推進する。すでに長野県や神奈川県の地場建築企業が加盟。全国47都道府県にランドマークとなる木造建築物を広めるプロジェクトが始動した。
冒頭の挨拶として加藤博昭社長は宮沢俊哉会長が創業以来、鉄やコンクリートに負けない良質な木造建築の普及を目指してきたと言及する。昨今はカーボンニュートラルの実現や環境負荷軽減に貢献する観点からも木造建築が注目されている。
こうした中で継続してきた研究開発の「大きなテーマがこの中大規模木造建築だった」と切り出す。中大規模建築物における木造化が進まない要因として「1つ目が耐震劣化等級などの高い耐久性、2つ目が未経験であるがゆえの施工・・・
【日本住宅新聞2025年9月25日号より一部抜粋】