住み替えない理由 コミュニティを大切にする
シニア向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部」を運営する㈱オースタンスは、「住居や資産などの暮らしにおける意識・動向調査」を実施し、その結果を4月25日に発表。調査対象は「趣味人倶楽部」の会員465人(30代以下0・2%、40代1・5%、50代12・6%、60代34・5%、70代以上51%)、調査期間が4月11~24日となっている。
まず「現在の住居形態」を質問。持ち家と答えた人が約86%を占めた。持ち家の中では新築・一戸建てが半数以上を占め、新築・中古ともにマンションよりも一戸建てを所有する人が多くいることがわかった。
加えて、「現在のお住まいに関して不満はありますか」と質問。全体の41・7%の人が不満があると答えた。住居の古さに対する不満が最も多い一方、収納がないことや間取りが住みづらいことなど、居住空間の設計に対する不満を持つ人も多くいた。
次に「老後のお住まいについて、どのような形態をとっていますか、もしくはとりたいと思っていますか」と質問。「現在の住居に引き続き住む」・「持ち家をリフォームして引き続き住む」という人が半数以上を占めていた。移住や住み替えよりも、今の地域に住み続けたいという意見が多いことがわかった。
【日本住宅新聞5月15日号より一部抜粋】