JAS1級合板の普及を

国土交通省が平成30年3月に改正した耐力壁に関する告示に象徴されるように、近年、高性能の耐力壁の認定取得が増えている。性能を上げるためには釘打ちの間隔を狭くしたり、2列打ちしたりしているがその一方で、地震時の荷重を耐力壁で受け止めきれるかどうかが注視される。耐力壁は地震力を受けると平行四辺形に変形するが、高耐力の耐力壁ではその方向の強さを表す「面内せん断強さが重要になる」と語るのは東京都市大学の大橋好光名誉教授だ。
【日本住宅新聞2022年1月25日号から一部抜粋】