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LIXILとヤマダホームズが協働

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 住宅・建築分野において、住宅性能向上によるオペレーショナルカーボン(製品使用時に関連するCO2)の削減は加速している。一方、改めて住宅のLCAについて見なおすと、全世界のCO2排出量に占める 「建設部門」 の割合は約37%である。そのうち、戸建住宅のCO2排出量ではエンボディドカーボン(調達・製造・施工・廃棄時に関連するCO2)の割合は約は半分を占める。エンボディドカーボンの削減に向けた取り組みは大きく遅れ、住宅・建築分野において喫緊の課題となっている。
 こうした中、㈱LIXILと㈱ヤマダホームズは、住宅・建築分野の2050年カーボンニュートラル達成に向け、住宅における省エネ推進と再エネの導入促進、および、材料製造、施工、廃棄におけるエンボディドカーボン対策を含むLCCO2(ライフサイクルCO2)排出量の削減による環境負荷低減を目指し協働することを、デジタルイノベーションの総合展「CEATEC2024」内で発表した。
 ヤマダホームズは、エンボディドカーボンを含めた製品のLCCO2排出量の削減へ向けたLIXILの「GREEN WINDOW」の考えに共感。独自の環境基準「YAMADA GREEN」認定を受けた「YAMADAスマートハウス」とLIXILのコラボレーションを実現した。
 同総合展では、「LIXIL省エネ住宅シミュレーション」を用いてLCCO2排出量を算出し、『一歩先をいく環境配慮型スマートハウス』をコンセプトに、LCCO2排出量を削減した「YAMADAスマートハウス」を披露。LIXILの「GREENWINDOW」として推奨されている高性能窓「TW」やスマートロックシステム「FamiLock」を搭載した玄関ドア「ジエスタ2」、「電動シャッター」などを紹介した。また、展示一式をIoTホームリンク「LifeAssist2」で操作する様子も実演した。

【日本住宅新聞10月25日号より一部抜粋】
(左から) ヤマダホームズ執行役員技術本部山本眞也本部長、ヤマダホームズ代表取締役清村浩一社長執行役員、LIXIL常務役員LIXILHousingTechnologyサッシ・ドア事業部小林智部長

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